皆さんはご自宅に防犯カメラ(監視カメラ)を設置していますか?最近は物騒な事件も多いですし、宅配業者が置き配された荷物などを監視するためにも自宅に最低1台は防犯カメラを設置しておきたいですよね。
でも防犯カメラを自分で設置しようと思えばケーブルの配線などが大変そうだし、業者に設置を依頼するとして工事費用が高くなりそうですよね。
今回はそんな配線の心配は不要で、自宅に簡単に設置することができるソーラー充電式の防犯カメラについて記事にしました。

自宅にソーラー防犯カメラを設置して防犯対策をしよう!
ソーラー防犯カメラについて
ソーラー防犯カメラとは


ソーラー防犯カメラには本体に充電式のバッテリーが内蔵されており、防犯カメラとソーラーパネルをUSB充電ケーブルなどで接続して太陽光で充電させることで、ほぼメンテナンスフリーで使える便利な防犯カメラです。
昼間にソーラーパネルから太陽光で内蔵バッテリーを充電させるので、夜間や曇りや雨の日であってもバッテリーの残量を使用しながら動かすことができるんです。

内蔵バッテリーがフル充電されているされている状態だと、1週間程度は太陽光が全くなくてもバッテリー駆動だけで防犯カメラを動かすことも可能です。
ソーラー防犯カメラの使い始めには、家庭用のコンセントなどからUSB充電器に接続させて防犯カメラをフル充電させておきましょう。
防犯カメラの通信もWi-Fi(無線LAN)接続なので、Wi-Fiルーターからの電波が届く範囲であれば屋内外のどこにでも設置することができます。ソーラー防犯カメラは電源不要で通信も完全にワイヤレスなのが最大の魅力ですね。
ソーラー防犯カメラに録画した映像を見る方法は?
ソーラー防犯カメラにはメーカー(ブランド)別に専用の防犯カメラのスマホアプリが用意されています。防犯カメラの説明書に記載されている専用のスマホアプリを「Google Play」や「App Store」からダウンロードしましょう。

専用のスマホアプリを使用することで録画された動画の確認やダウンロード、リアルタイム映像の確認などができます。また防犯カメラのセンサーが人などの動体検知をするとスマホアプリにリアルタイムに通知が届きます。
防犯カメラの専用アプリによりUIなどに多少の違いはありますが、基本的な機能についてはどれもあまり変わりありません。
ソーラー防犯カメラの録画映像(動画)はどこに保存される?


ソーラー防犯カメラのに録画された映像(動画)は防犯カメラ本体にセットしたmicroSDカードに保存されます。
録画された映像を専用のスマホアプリから見ることができるほか、防犯カメラ本体からmicroSDカードを取り出して録画データを確認することも可能です。
防犯カメラに挿入するmicroSDカードは監視カメラやドライブレコーダー用の高耐久タイプを使用するのがおすすめです。microSDカードの容量は64GB~128GB程度で十分です。
アプリによりますが、数百円程度の月額料金を支払うことで、クラウド上(インターネット上)に防犯カメラの映像を保存できるサービスを利用することも可能です。
クラウド上に防犯カメラの映像を保存するメリットとしては、万が一防犯カメラが盗まれたり壊されたりしても、それまでに録画されていた映像はネット上に保存されているので、動画を見たりダウンロードすることが可能です。
ソーラー防犯カメラはどこ製?耐久性は?おすすめメーカーは?

ソーラー防犯カメラは中国製のメーカーの商品が多いです。実際に私が使用しているソーラー防犯カメラもほとんどがAmazonなどの通販サイトで購入した中国製のものです。価格は1台1万円以下の防犯カメラを中心に購入しています。
通販サイトでは売れ筋の商品やレビューの数が多いソーラー防犯カメラを購入すればハズレを引く可能性は低くなるでしょう。
私が購入したことがあるソーラー防犯カメラのメーカー(ブランド)は「COOAU」、「YESKAMO」、「Ctronics」、「Hiseeu」、「ieGeek」などです。
中国製のソーラー防犯カメラと聞いて不安に思われる方もいるかと思いますが、今まで購入してきた10台以上のソーラー防犯カメラは耐久面では特に問題はありませんでした。一番長い防犯カメラでは4年間使用しており、現在まで何の問題もなくソーラー防犯カメラが動いています。
購入した防犯カメラの中にはもちろん初期不良がある物もありましたが、その時はメーカーサポートに連絡して商品の交換などの対応をしてもらうことができました。通常使用での不具合であれば1~2年ほどのメーカー保証が付いている防犯カメラも多数あります。
そして防犯カメラは消耗品です。特にソーラー防犯カメラは太陽光が当たる場所に設置するので、防犯カメラ本体やソーラーパネルを雨風にさらすことになりますし、内蔵の充電バッテリーも当然劣化してきます。
ソーラー防犯カメラには個体差はありますが、寿命は約2~5年程度と考えておけば良いと思います。1台1万以下の防犯カメラで自宅の防犯ができて、これだけの期間の使用できればそこまで高い買い物ではないと思いませんか?
ソーラー防犯カメラのスアプリで何ができる?中国製アプリは安全?

ソーラー防犯カメラを購入したら、まずは説明書に記載されている専用の防犯カメラ管理のスマホアプリをインストールしましょう。アプリのインストールが完了したら、説明書に記載されている手順でアプリのアカウント登録、防犯カメラの登録をして初期設定が完了です。

ソーラー防犯カメラのスマホアプリでは、録画した動画の再生や、リアルタイム映像の確認・録画・スクリーンショットの撮影、通話機能、ライト(フラッシュ)をつける、サイレンを鳴らすなどの防犯機能を使用することができます。
アプリの設定では動体検知時の動画の録画時間の長さや、動体検知の感度の調整、動体検知の通知機能のオンオフの設定などを行うことができます。また有料の録画映像のクラウド保存サービスなどを利用する場合もアプリから加入します。

自宅に防犯カメラを追加したくなることもあると思いますが、その時同じブランドの防犯カメラであれば専用のアプリは同じものなので、アプリ1つで複数の防犯カメラを管理することができますので、なるべく同じブランドの防犯カメラを購入することをおすすめします。
例として「COOAU」、「YESKAMO」、「Ctronics」などのブランドのソーラー防犯カメラのは「ColoudEdge」というアプリ、「Hiseeu」は「ViconHome」というアプリを使用して防犯カメラを管理することになります。
中国製のソーラー防犯カメラにセキュリティなど安全性に不安がある方もいると思います。私も100%アプリが安全であるとは思いませんし、不安を感じるなら使用しない方が良いと思います。ですが、私は家に防犯カメラを設置していない方がもっと不安なので普通に使います(笑)。
ソーラー防犯カメラは常時録画ができない?
ソーラー防犯カメラで常時録画(24時間録画)をすることはできません。仮に常時録画が可能であったとしても、すぐに充電がなくなり使い物にならないでしょう。
ソーラー防犯カメラの録画の仕組みは、防犯カメラのセンサーが人物などの動体検知を確認してからすぐに録画が始まり、10秒~30秒(設定による)程の映像で記録する仕組みです。
ソーラー防犯カメラを長持ちさせるために
ソーラー防犯カメラのほとんどはIP66やIP65などの防水に対応していますので、基本的に雨風が当たる場所に設置して問題はありませんが、防犯カメラ本体はできるだけ雨風や直射日光が当たらない場所に設置した方が寿命は長くなります。
これは10台以上のソーラー防犯カメラを使用してきて感じたことです。やはり常時雨風に当たる場所に設置している防犯カメラの方が不具合が生じる確率が高いです。パッキンの経年劣化により充電端子の接続部分などにわずかな隙間ができ、水分が内部に入ってきているのかもしれませんね。
ソーラーパネルだけは太陽光で充電するので必然的に雨風にさらされる場所に設置することになりますが、防犯カメラ用のソーラーパネルは壊れたとしても単品でソーラーパネルだけを販売しているメーカーもあります。
防犯カメラ本体に接続するUSB端子(Micro USB、USB Type-cなど)の形状が同じならほかの防犯カメラのソーラーパネルでも代用できます。



雨風が当たる場所にソーラー防犯カメラを設置する場合、私は防犯カメラ本体と充電用のUSB端子の接続部分など水に弱そうな部分をシリコン補修材などで防水加工しています。メーカーの保証対象外になりますので、試される方は自己責任の上でお願いします。
ソーラー防犯カメラの種類
ソーラー防犯カメラには様々な種類のものが存在します。自宅の防犯・目的に合う機能を持つソーラー防犯カメラを見つけてくださいね。
小型ソーラー防犯カメラ
小型ソーラー防犯カメラは、その名の通り小型の防犯カメラです。価格も安くサイズもコンパクトなので違和感なく自宅に設置することが可能です。
現在最もスタンダードなタイプなソーラー防犯カメラなので、ソーラー防犯カメラがどんなものなのかを知りたい初心者の方にもおすすめな1台です。

最初の1台におすすめのソーラー防犯カメラなんジャ!
ザ・監視カメラ型のソーラー防犯カメラ
ザ・監視カメラの雰囲気のソーラー防犯カメラです。基本的な機能は小型のソーラー防犯カメラと変わりありません。
屋外での防犯カメラの存在をアピールしたい方におすすめの1台です。

お店に設置してる監視カメラみたいでカッコいいな!
PTZ機能付きソーラー防犯カメラ
PTZ(パンチルトズーム)とはパン(水平方向への操作)、チルト(垂直方向への操作)、ズーム(ズームアップ)ができる機能のことで、要するに動かせるソーラー防犯カメラです。
ソーラー防犯カメラではズーム機能のないパン(水平方向への操作)、チルト(垂直方向への操作)のみの商品も多いです。
PTZ機能付きのソーラー防犯カメラであれば、防犯カメラを設置後にアプリからカメラを動かすことができるので、防犯カメラの角度の調整がしやすく便利ですよ。

設置したあとでもカメラが動かせるのは便利だよね!
ソーラーパネル一体型防犯カメラ
ソーラーパネル一体型の防犯カメラとは、防犯カメラとソーラーパネルが一体になったソーラー防犯カメラです。
通常のものでは防犯カメラとソーラーパネルはそれぞれ分離されていますが、一体型は防犯カメラの上に直接ソーラーパネルがセットできます。
ソーラーパネル一体型の防犯カメラメリットは、通常ソーラー防犯カメラを設置するために、防犯カメラ本体とソーラーパネルの2つのスタンドをそれぞれ壁にネジで固定する必要がありますが、一体型は1箇所のスタンドを固定するだけで設置ができます。

防犯カメラ設置の手軽さを追求するならこれジャの!
SIMデータ通信型ソーラー防犯カメラ(Wi-Fi不要)
Wi-Fi環境不要でSIMカードを挿入することによって携帯キャリア回線で通信するソーラー防犯カメラです。Wi-Fi不要で電源も不要というまさしく夢のようなソーラー防犯カメラですね。
SIMカードを用意する必要はありますが、携帯キャリア回線が通信できる場所なら、例え人里離れた山の中であってもソーラー防犯カメラが使用できます。
自宅から離れた場所にある畑の農作物を監視するなどの用途に有効利用できそうなソーラー防犯カメラですね。

携帯キャリア回線を利用して通信できるってすごいよね!
センサーライト型ソーラー防犯カメラ
センサーライトとソーラー防犯カメラが一体となった商品です。家に設置したソーラー防犯カメラを侵入者に気付かれたくない方におすすめの防犯カメラです。

侵入者も流石に防犯カメラとは気付かない忍者カメラなんジャ!
ソーラートレイルカメラ
ソーラー充電式のトレイルカメラです。トレイルカメラは山の中などで野生動物を撮影する時に活躍します。Wi-Fi対応のトレイルカメラもありますが、基本的にはWi-Fiや通信機能はありません。
センサーが感知した映像を中に挿入しているSDカードに記録していきます。記録された動画はトレイルカメラ本体で確認するか、SDカードを取り出してパソコンなどで確認します。

野生動物を観察するのジャ~!
バッテリー防犯カメラ(非ソーラー)
バッテリー防犯カメラは充電式の防犯カメラです。小型ソーラー防犯カメラのソーラーパネルがないバージョンです。
バッテリーカメラは充電がなくなる度にカメラを取り外し充電を行う必要はありますが、ソーラーパネルで充電できない日当たりの悪い場所にも設置できます。頻繁に人が通る場所でなければ、バッテリーを1か月以上持たせることも可能です。
Amazon「Ring Stick Up Cam Battery」は録画データ完全クラウド保存(有料)のバッテリーカメラで、充電バッテリー部分のみを取り外して交換することができます。充電バッテリーを複数所持することで交換の手間をなくすことができますね。

太陽光が届かないところにはこの防犯カメラだね!
ソーラー防犯カメラのメリット・デメリット
ソーラー防犯カメラのメリット
ソーラー防犯カメラの一番のメリットはWi-Fiによる通信、電源はソーラーパネルからバッテリー充電ですので配線が不要であることです。
配線不要ということは自宅からのWi-Fiの電波が届く場所であれば好きなところに設置できるのが魅力ですね。またSIMカード挿入型のソーラー防犯カメラでは携帯キャリア回線の届く場所であればどこでも設置できます。
価格も小型の安いものでは6,000円程から、高いものでも2万程で購入することが可能です。
ソーラー防犯カメラのデメリット
Wi-Fi通信ですので設置場所によっては電波が不安定になることがあります。電波が不安定な場所に設置した場合、スマホアプリへの動体検知の通知が遅れたり、通知がこない場合もあります。
ソーラー防犯カメラは太陽光でバッテリーの充電を行うので、当然ですが日当たりの悪い場所に設置することはできません。
ソーラー防犯カメラのまとめ
電源不要でワイヤレスなソーラー防犯カメラは防犯対策の入門として非常に効果的だと思います。
私がソーラー防犯カメラを自宅に設置し始めたきっかけは、自宅の敷地に侵入してくる不審者が現れたからなのですが、ソーラー防犯カメラを設置してからは比較的安心して過ごせています。
自宅ではソーラー防犯カメラを設置してから、敷地内に侵入してきた泥棒らしき人物を2度カメラが捉えています。いずれもすぐに動体検出機能でスマホに通知が届きましたし、防犯カメラに気付いた侵入者は敷地から立ち去りました。
最近は物騒な事件が本当に多いので防犯カメラを1台も設置していないご家庭の方は、ソーラー防犯カメラを設置し、防犯対策を始めてみてはいかがでしょうか?

ソーラー防犯カメラを設置してプライスレスな安心感を手に入れて欲しいンジャの~!