家庭用ゲーム機のPS5(プレイステーション5)の型番による機能や性能(スペック)の違いについて詳しくまとめました。PS5の型番によってどこが変化したのかをわかりやすく解説します!
この記事ではPS5の型番(モデル)による機能などの違いについて解説するよ!
どのPS5本体を購入すればいいか迷っている時の参考にするんジャ!
PS5(プレイステーション5)とは?
PS5(プレイステーション5)は2020年11月12日にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)より日本で発売された家庭用ゲーム機です。ゲーム機の世代としては第9世代のゲーム機で、任天堂の「Nintendo Switch」やマイクロソフトの「Xbox Series X・Xbox Series S」と同世代になります。
AMD製の「Ryzen CPU」と「Radeon GPU」を搭載し、ストレージには超高速カスタムSSDを採用したことでゲームの起動やロード時間などが大幅に短縮されています。
映像出力では4K/120hzやレイトレーシングに対応。美しいグラフィックでゲームをプレイすることが可能です。
PS5には従来のPSシリーズと同様にディスクドライブを搭載した「通常モデル」と、ディスクドライブを搭載していない「デジタル・エディション」の2種類のバリエーションがあります。
「デジタル・エディション」はディスクドライブを搭載していないので当然ながらダウンロードソフト専用のモデルとなるので、購入される際は注意しましょう。
またPS4のゲームに後方互換があるのでPS5でもPS4のソフトをプレイすることが可能です(一部のタイトルを除く)。
2024年11月7日にはPS5のハイエンドモデルである「PS5 Pro」が発売されます。
PS5とPS5 Proの基本スペック比較表
「PS5」と「PS5 Pro」の基本スペックの比較表です。
PS5 | PS5 Pro | |
---|---|---|
CPU | x86-64-AMD Ryzen “Zen 2” 8コア/16スレッド 周波数:最大 3.5GHzまで可変 | x86-64-AMD Ryzen “Zen 2” 8コア/16スレッド |
GPU | 10.3 TFLOPS AMD Radeon™ RDNA-based graphics engine 周波数:最大 2.23GHzまで可変 | 16.7 TFLOPS AMD Radeon™ RDNA-based graphics engine |
メモリ | GDDR6 16GB バンド幅:448GB/s | GDDR6 16GB DDR5 2GB |
ストレージ容量 (SSD) | 825GB/1TB Custom SSD | 2TB Custom SSD |
光学ドライブ | BD 6倍速CAV DVD 8倍速CAV | 光学ドライブなし (別売りの光学ドライブを使用可) |
PS5の型番の見方
PS5の型番はCFI-1000A01、CFI-2000B01のように表記されていますが、CFI-4桁の数字より後の英数字の表記は本体のエディションの違いによるもので、「A01」なら「通常モデルのPS5」、「B01」なら「デジタル・エディションのPS5」です。
PS5の型番を見る時はCFI-1000、CFI-2000などCFI-4桁の数字の部分を確認してみましょう。限定版のPS5本体などはこの型番表記の限りではありません。
PS5型番別の消費電力、重量、サイズ早見表
PS5の型番から発売日、最大消費電力、本体の重量、本体のサイズを比較することができる早見表です。
通常 = PS5「通常モデル」
デジ = PS5「デジタルエディション」
PS5 モデル | 型番 | 発売日 | 最大 消費電力 | 本体重量 | 本体サイズ |
---|---|---|---|---|---|
初期型 | CFI-1000 | 2020年11月12日 | 通常 350w デジ 340w | 通常 約4.5kg デジ 約3.9kg | 通常 約390mm×104mm×260mm デジ 約390mm×92mm×260mm |
初期型 | CFI-1100 | 通常 2021年8月24日 デジ 2021年7月20日 | 通常 350w デジ 340w | 通常 約4.2kg デジ 約3.6kg | 通常 約390mm×104mm×260mm デジ 約390mm×92mm×260mm |
初期型 | CFI-1200 | 2022年9月15日 | 通常 350w デジ 340w | 通常 約3.9kg デジ 約3.4kg | 通常 約390mm×104mm×260mm デジ 約390mm×92mm×260mm |
新型 | CFI-2000 | 2023年11月10日 | 350w | 通常 約3.2kg デジ 約2.6kg | 通常 約358mm×96mm×216mm デジ 約358mm×80mm×216mm |
Pro | CFI-7000 | 2024年11月7日 | 390w | 約3.1kg | 約388mm×89mm×216mm |
PS5 CFI-1000系の型番(初期型PS5)
CFI-1000シリーズは初期型のPS5だよ。
曲線的な本体のデザインが印象的だよね。
PS5 CFI-1000
PS5の型番CFI-1000は2020年11月12日に発売された最初のモデルです。CFI-1000の本体重量は通常モデルが約4.5kg、デジタルエディションが約3.9kgとPS5シリーズでも最大の重量です。
発売日 | 2020年11月12日 |
価格 | 【通常モデル】 54,978円 【デジタルエディション】 43,978円 |
本体サイズ | 【通常モデル】 約390mm×104mm×260mm(幅×高さ×奥行) 【デジタルエディション】 約390mm×92mm×260mm(幅×高さ×奥行) |
本体重量 | 【通常モデル】 約4.5kg 【デジタルエディション】 約3.9kg |
最大消費電力 | 【通常モデル】 350w 【デジタルエディション】 340w |
入出力端子 | USB 2.0 TypeA端子 ×1 USB 3.1 Gen 2 Type-A端子 ×2 USB 3.1 Gen 2 Type-C端子 ×1 拡張端子(KeyM) |
AV出力 | HDMI端子 |
通信 | Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6) Bluetooth® 5.1 |
ストレージ(SSD)容量 | 825GB Custom SSD |
PS5 CFI-1100
PS5の型番CFI-1100は2021年8月24日に発売(デジタル・エディションは2021年7月20日発売)されたモデルです。CFI-1000では通常モデルが約4.5kg、デジタルエディションが約3.9kgだった重量が、CFI-1100では通常モデルが約4.2kg、デジタルエディションが約3.6kgに軽量化されました。
CFI-1100は内部のヒートシンクの形状変更などにより本体サイズは変わらずに軽量化を実現しています。その他の細かな変更点としてはスタンドを固定するネジがドライバーなどを使用せずに手回しで固定できるように改良されています。
発売日 | 【通常モデル】 2021年8月24日 【デジタルエディション】 2021年7月20日 |
価格 | 【通常モデル】 54,978円 【デジタルエディション】 43,978円 |
本体サイズ | 【通常モデル】 約390mm×104mm×260mm(幅×高さ×奥行) 【デジタルエディション】 約390mm×92mm×260mm(幅×高さ×奥行) |
本体重量 | 【通常モデル】 約4.2kg 【デジタルエディション】 約3.6kg |
最大消費電力 | 【通常モデル】 350w 【デジタルエディション】 340w |
入出力端子 | USB 2.0 TypeA端子 ×1 USB 3.1 Gen 2 Type-A端子 ×2 USB 3.1 Gen 2 Type-C端子 ×1 拡張端子(KeyM) |
AV出力 | HDMI端子 |
通信 | Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6) Bluetooth® 5.1 |
ストレージ(SSD)容量 | 825GB Custom SSD |
PS5 CFI-1200
PS5の型番CFI-1200は2022年9月15日に発売されたモデルです。CFI-1100では通常モデルが約4.2kg、デジタルエディションが約3.6kgだった重量が、CFI-1200では通常モデルが約3.9kg、デジタルエディションが約3.4kgと更に軽量化されています。
CFI-1200での軽量化は内部のヒートシンクの更なる小型化などによるもので、本体のサイズ自体に変更はありません。
発売日 | 2022年9月15日 |
価格 | 【通常モデル】 60,478円 【デジタルエディション】 49,478円 |
本体サイズ | 【通常モデル】 約390mm×104mm×260mm(幅×高さ×奥行) 【デジタルエディション】 約390mm×92mm×260mm(幅×高さ×奥行) |
本体重量 | 【通常モデル】 約3.9kg 【デジタルエディション】 約3.4kg |
最大消費電力 | 【通常モデル】 350w 【デジタルエディション】 340w |
入出力端子 | USB 2.0 TypeA端子 ×1 USB 3.1 Gen 2 Type-A端子 ×2 USB 3.1 Gen 2 Type-C端子 ×1 拡張端子(KeyM) |
AV出力 | HDMI端子 |
通信 | Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6) Bluetooth® 5.1 |
ストレージ(SSD)容量 | 825GB Custom SSD |
PS5 CFI-2000系の型番(新型PS5)
CFI-2000シリーズは新型のPS5なんジャ!
CUH-1000シリーズと比べると大幅に小型軽量化されているんジャよ~。
PS5 CFI-2000
PS5の型番CFI-2000は2023年11月10日に発売されたモデルです。CFI-2000シリーズは小型軽量化された新モデルで新型PS5とも呼ばれています。通常モデルが約3.2kg、デジタルエディションが約2.6kg、本体もサイズダウンして小型化されています。
変更点ではCFI-1000シリーズでは前面にあった「USB Type-A端子」が「USB Type-C端子」に変更され、「USB Type-C端子」が前面に2個ある仕様になっています。
発売日 | 2023年11月10日 |
価格 | 【通常モデル】 79,980円 【デジタルエディション】 72,980円 |
本体サイズ | 【通常モデル】 約358mm×96mm×216mm(幅×高さ×奥行) 【デジタルエディション】 約358mm×80mm×216mm(幅×高さ×奥行) |
本体重量 | 【通常モデル】 約3.2kg 【デジタルエディション】 約2.6kg |
最大消費電力 | 350w |
入出力端子 | USB 3.1 Gen 2 Type-A端子 ×2 USB 2.0 Type-C端子 ×1 USB 3.1 Gen 2 Type-C端子 ×1 拡張端子(KeyM) ディスクドライブ端子 |
AV出力 | HDMI端子 |
通信 | Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6) Bluetooth® 5.1 |
ストレージ(SSD)容量 | 1TB Custom SSD |
PS5 Pro
PS5 Pro CFI-7000
PS5 Proの型番CFI-7000は2024年11月7日に発売される予定のモデルです。PS5 ProはPS5のハイエンドモデルでAIによる解像度の向上や、GPUなどの性能が向上しています。本体のストレージ容量は2TBです。
現行のPS5のGPUと比較してコンピュートユニットの数が67%増加、GPUメモリも28%の高速化を実現。レイトレーシング機能も進化しており、よりダイナミックな光の反射と屈折の表現が可能になりました。
またPS5 Proはディスクドライブ非搭載モデルのみであるため、ディスクのゲームソフトを利用するためには別売りの「Ultra HD Blu-rayディスクドライブ」を購入する必要があります。
発売日 | 2024年11月7日 |
価格 | 119,800円(税込) |
本体サイズ | 約388mm×89mm×216mm(幅×高さ×奥行) |
本体重量 | 約3.1kg |
最大消費電力 | 390w |
入出力端子 | USB 3.2 Gen 2 Type-A端子(10Gbps) ×2 USB 2.0 Type-C端子 ×1 USB 3.2 Gen 2 Type-C端子(10Gbps) ×1 M.2SSD拡張端子(KeyM) ディスクドライブ端子 |
AV出力 | HDMI端子 |
通信 | Ethernet(10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T) IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax/be(Wi-Fi 7) Bluetooth®5.1 |
ストレージ(SSD)容量 | 2TB Custom SSD |
2024年にどのモデルのPS5を買うべきか?
結論から言うと通常のPS5を買うならCFI-2000、PS5 Proを買うならCFI-7000がおすすめです!
初期型PS5(CFI-1000系)を購入する場合におすすめの型番
現在は新型PS5(CFI-2000シリーズ)が発売しているので、初期型PS5であるCFI-1000シリーズを購入するメリットはありませんが、初期型PS5を購入するならCFI-1200です。
CFI-1200を購入する理由は、CFI-1000やCFI-1100と比べて軽量化しているからです。CFI-1000シリーズはモデル毎に重量に差はありますが、本体サイズに変更はありませんのでCFI-1000シリーズを購入する場合は好みのモデルを購入しても問題はないでしょう。
新型PS5(CFI-2000系)を購入する場合におすすめの型番
新型PS5(CFI-2000シリーズ)の型番は現在CFI-2000のみなので、新型PS5で購入するべき型番はCFI-2000です。新型PS5は小型軽量化した新モデルなので、現在PS5シリーズで一番おすすめなモデルです。
PS5 Pro(CFI-7000系)を購入する場合におすすめの型番
PS5 Proの(CFI-7000シリーズ)の型番は現在CFI-7000のみなので、PS5 Proで購入するべき型番はCFI-7000です。